2014年7月13日9:00
スペインのBBVAは、世界ではじめてクラウドベースのVisaモバイルNFC決済の商用化をスタートした。スペイン在住者でAndroidNFC端末をもっている人が対象だ。
モバイルNFCはうまくいかないのではないか。世界中で実証実験がおこなわれたが、どこも大きな成果を上げていない。
その主な原因は、モバイル機器に搭載するセキュアエレメントの不便さにあった。これを解決したのがAndroidのHCE（Host Card Emulation）。セキュアエレメントを介さずにアプリでNFC非接触決済を実行できる。
今回のBBVAウォレットは、このHCEを利用したもの。BBVAウォレットに登録している人はすでに20万人いるが、NFC搭載で最新のAndroid端末をもっていれば利用できる。iPhone利用者には非接触のステッカーを配布する。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。
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