2014年9月10日23:03
MasterCardは、Appleが、iPhone 6、iPhone 6 Plus、Apple Watchでの支払いを可能にするApple Payにおいて、MasterCardの利用が可能になると発表した。
iPhone6、iPhone6 Plus、Apple Watch利用者は、各自のMasterCardブランドのクレジットカードやデビットカードをApple Pay経由で利用することが可能だ。店舗では、指紋認証センサーTouch IDに指をのせ、店頭の非接触リーダ端末にiPhoneをかざすだけで、決済が完了する。またアプリ内での購入においては、指紋認証かパスコード認証をするだけで支払いが可能であり、アプリ外に移行したり、カード番号を入力したりする必要はないそうだ。
Apple Payは今年10月より、iOS8への無料アップデートを行うことでアメリカにおいて利用を開始。MasterCard会員は、対象となる加盟店のアプリ内で行うことができ、同様に非接触型の支払いも、日常よく使われる店舗、レストラン、交通機関、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア、そしてすべてのアップルストアで利用可能になる。
MasterCardとパートナー契約を結ぶメジャーリーグベースボールにおいても、iPhone6、 iPhone6 Plus、Apple Watchを使ったApple Payが利用可能になる予定だ。
なお、Apple Payでの支払いは、マスターカード・デジタル・イネーブルメント・サービス(MDES:MasterCard Digital Enablement Service)と統合されている。2013年からMasterCardが金融機関向けに提供している同サービスを使うことによって、MDESに接続する端末経由で、ユーザーの毎日の買い物や支払いが可能になる。MasterCardは、本日Appleが発表した金融機関に加え、今後も引き続きMDESを利用するパートナーを今後も増やしていく予定だ。