2014年9月26日23:49
三菱UFJニコスはこのほど、ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツと、2014年9月30日開業の「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」に、訪日外国人向けの外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」を導入することで合意し、オープン当日にその取り扱いを開始すると発表した。
「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」は、羽田空港国際線旅客ターミナルビルの唯一のホテルで、そのエントランスが国際線旅客ターミナル3階の出発ロビー内にある。また、国際線乗り継ぎ時などに保安エリア内の旅行客が空港から出ずに(入国せずに)客室やラウンジなどを利用できる、国内初の“トランジットホテル”としても注目を浴びている。
「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」では今回、著しく増加している訪日外国人を対象にしたサービスの一環として「DCC決済サービス」導入を決定した。「DCC決済サービス」は、日本国内において海外発行カード(VisaとMasterCard)による自国通貨建てでの決済を可能とする仕組みであり、三菱UFJニコスでは同分野で豊富な経験を有するFEXCO Merchant Services社と組み、2013年10月1日から同サービスを提供している。米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロなど10通貨の決済が可能だ。
具体的に同サービスは、三菱UFJニコス運用のクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」導入加盟店で利用可能。これにより、訪日外国人は、従来の「円建て」に加え、「自国通貨建て」の決済が選択可能となり、為替変動の心配なく、利用時点の為替レートで支払金額を確定できるようになるという。
なお、同社は今回オープンの羽田を含め全国8カ所で「ロイヤルパークホテル」を展開。同サービス導入は「ロイヤルパークホテル ザ 汐留」(2014年3月)、「横浜ロイヤルパークホテル」(2014年8月)に続く3カ所目となっている。