2014年10月10日9:00
モバイルウォレットのベンチャーであるウィングキャッシュ(WingCash)は、mPOSベンチャーのクリップ(Clip)との提携を発表した。モバイルウォレットとmPOSの連携で相乗効果を狙う。
クリップはメキシコをベースにmPOSとアクワイアリングを展開している。ウィングキャッシュはクリップと組むことによって、国際展開の足がかりにする計画だ。
ウィングキャッシュのウォレットとクリップのmPOSが連携することによって、既存カードでギフトやロイヤルティプログラムを提供できるようにする。カードをmPOSで使えば、すぐにウォレットに電子ギフトやロイヤルティが送付される。
メキシコでは、いままで加盟店になるには35のプロセスが必要だったが、クリップはそれをわずか3ステップに短縮。簡単にカードを受付けられるようにした。
マーチャントはリピート顧客を必要としている。そいう意味からも、ウォレットとmPOSの連携は有効だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。