2014年10月21日9:41
近年、インターネット上での物品販売、サービス提供において、毎日のようにカード情報の不正利用など悪質な事件が報道されており、不正決済対策はまったなしという状況です。日本においては、これまで「日本語の壁」やクレジットカード会社の努力によって、こうした不正はごく僅かに抑制されていましたが、サイトによっては数千万円単位の被害が報告されることも多くなりました。海外の犯罪者集団が不正対策を十分に取っていない日本のサイトに目を付け始めたというターニングポイントを迎えているといっても良いかもしれません。
不正決済によって、数百万円、数千万円という単位での商品・サービス略取が行われた場合の経営における財務インパクトは計り知れません。また顧客からの信頼失墜、ブランドイメージ毀損なども含めれば、被害は事業継続が困難になる程になることも珍しくないことでしょう。弊社は不正対策ソリューションの営業活動を通じて、お客様企業の経営層がこうした事業継続リスクを最小化するための投資として、不正決済対策を捉えて頂けるようになったことをここ1年ほどで実感しています。
不正決済対策ソリューションと一概にいっても、扱う商品、サービスの種類や価格帯などにより、その対応については各社ごとに個別のカスタマイズが必要です。犯罪者集団もあの手この手を尽くして攻撃してくるため、対策する側も不正の予兆をいかにして捉えて対抗するか日々知恵を絞る必要がありますし、またいかに対策を手厚くしても業務負荷が高まって本業を圧迫しては意味がありませんので、そうしたバランスを勘案することも重要です。不正対策は単なるITソリューションというだけでなく、コンサルティングと組み合わせて初めて効果を得られるものであるという認識を持つべきです。「導入したが効果が出ない」「運用が大変で使い物にならない」という声は、質の高いコンサルティングが欠如している現場で発生するという信念のもとに、弊社はグローバルで競争力の高いITソリューションを提供しつつ、質の高い顧客目線のコンサルティングサービスを提供していきたいと考えています。
まずは本文をご一読頂いた御礼ご挨拶とともに、今後は海外を含めた事例紹介やニュースなどを提供する予定ですのでご期待ください。