2015年2月16日20:10
米国・NCRコーポレーション(NCR)は、POSデータ保護ソリューションNCR DataGuardを発表した。同ソリューションは、インテル社のData Protection Technology(DPT)と組み合わせて導入することでPOSの取引データ、クレジットデータなどの機密情報をPOSのOSや搭載されているアプリケーションにとらわれず保護することが可能になる。
NCR DataGuardとインテルDPTは、信頼性のあるハードウェア構成によってサポートされるセキュリティの高いトンネル(仮想回線)を用いて、機密情報をOSとCPUから論理的にも物理的にも切り離す方法で処理するという。同テクノロジーにより、取引が開始された瞬間に暗号化されたデータを小売企業や銀行のサーバーネットワークへ安全に送信することができるようになる。
なお、NCR DataGuardソフトウェアソリューションは2015年後半にリリースされる予定だ。小売企業はNCR DataGuardに対応した最新のPOSハードウェアプラットフォームをインテルDPTテクノロジーと組み合わせることで今後起こりうる新たなセキュリティ侵害に備えることができる。インテルDPTテクノロジーはNCRの最新のPOSであるRealPOS XR7をはじめ、すでに全世界で10万台以上の導入実績をもつNCR RealPOSシリーズへの搭載が予定されている。