2015年4月28日17:53
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、EC事業者向けの返金・送金サービス「GMO-PG送金サービス」を、2015年4月28日より提供開始したと発表した。
「GMO-PG送金サービス」は、ECサイト運営で発生するネットショッピングのキャンセルやチケットの払い戻しなどの返金・送金業務を、APIの連携で自動システム化し、効率的かつ安価に行えるサービスとなるそうだ。
近年、日本国内のEC市場は、2013年時点で11.2兆円(前年比17.4%増)と拡大を続けているが、これに伴い、ネットショッピングでのキャンセル時だけでなく、チケットの払い戻し、オークションやフリマアプリにおける出品者への送金、ポイントサイトやアフィリエイトにおける報酬の支払いなど、EC事業者からユーザーへの返金・送金が発生する場面も多様化・増加している。
しかし、EC事業者で一般的に行われる返金・送金方法である銀行振込や郵便為替は、その都度発生する手数料などのコスト面や手続きの煩雑さ等で負担となっている。また、受取人(返金・送金先)の口座情報を含む個人情報を取り扱わなくてはならず、EC事業者には安全面を意識した慎重さといった負荷がかかる。
そこでGMO-PGは、資金移動業者登録を行い、また主要な金融機関と提携することで、EC事業者が効率的かつセキュアな返金・送金処理を安価に実現できる「GMO-PG送金サービス」の提供を開始した。
同サービスの特長として、口座登録、送金(返金)指示、送金(返金)結果照会等を行える各種APIを用意している。APIを利用することで、CSVデータの作成や照会といった煩雑な作業が必要なく、システム上で送金・返金を行えるので、業務の効率化が可能だ。
また、受取人の口座情報は、GMO-PGのサーバー上で保持するため、EC事業者が口座情報などの個人情報を管理する必要はない。そのため、EC事業者側での個人情報漏洩といったリスクを低減し、セキュアな送金・返金を行うことができるという。
さらに、EC事業者自身が郵便為替や各金融機関(窓口)で送金を行う場合と比較し、振込手数料を軽減可能だ。
加えて、GMO-PGの決済サービスを利用している場合、決済売上金を送金資金として充当できるため、資金管理にかかる手間を軽減できる。
企業名 | 所在地 | HP | |
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル7F [TEL] 03-3464-2323 [FAX] 03-3464-2477 |
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サービス概要 | |||
GMO-PGは、ネットショップや SNS・スマートフォン上で展開するコンテンツなどの非対面販売型の事業者、NHKなど月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など5万4,000店舗(GMOペイメントゲートウェイグループ2015年3月現在)の加盟店に、クレジットカードをはじめとする決済処理サービスを提供しております。消費者と事業者にとって安全性が高く便利な決済を実現し、日本の決済プロセスのインフラになることを目指しております。決済業界のリーディングカンパニーとしてイノベーションを牽引し、日本のEC化率の向上に貢献いたします。 |