2015年10月9日19:10
データベース・マーケティング事業を手掛けるCCCマーケティングと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトとして取り組む、Tポイントのデータを活用した新たな物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」において、日次でのデータ更新を開始したと発表した。あわせて、TPIが使用している対象データに従来の「スーパーマーケット」「ドラッグストア」に加えて、新たに「コンビニエンスストア」と「外食チェーン」を追加した。これにより、CPIを100%とした時のカバレッジは+7ポイントの23.4%となった。
なおTPI作成にあたって、今回、独立行政法人統計センターに研究協力の依頼をし、Tポイント提携先の商品分類を、総務省家計調査の品目分類と整合性を図る形としたことで、提携先各社のデータを品目単位で精査することができたそうだ。今後は、品目単位での指数作成も検討するという。
なお、TPIは日本全国のTポイント提携先を通じて日々蓄積される購買価格データをもとに集計した指数となる。具体的には、日本全国で5,519万人(2015年8月末現在の名寄せ後の利用会員数)が利用し、日本全体の消費額の約2%にあたる関与売上5兆円超のTカードの購買データから得られる購買金額を、集約・集計・分析することで導き出された物価指数となっている。