2016年7月8日18:54
CCCマーケティングと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトとして取り組む、Tポイントのデータを活用した新たな物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」(TPI)を発表しているが、このほど2016年6月度のTPIを取りまとめた。
TPIは、Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラックストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金額を使用している。2016年6月度のTPIは0.56%となり、4カ月ぶりに上昇傾向へと転じた。業態別にみると、すべての業態においてプラスとなり、「スーパーマーケット」では前年同月比0.20%、「ドラッグストア」では0.38%となり、「コンビニエンスストア」は0.45%との結果となった。
また、2016年6月度のTPIを性別・年代別でみてみると、すべての性年代において前年同月比がプラスとなった。上昇率では大きい順に、40~59歳・男性で0.66%、40~59歳・女性で0.64%、60~79歳・男性および女性が0.62%、20~39歳・男性が0.49%、20~39歳・女性が0.36%となり、若年層の物価が上昇に振れはじめていることが分かった。あわせて、前月比でみてみると、最も上昇率が大きかったのは、40~59歳・女性で0.91ポイント、最も上昇率が小さかったのは60~79歳・男性で0.43ポイントとなったが、前月比でマイナスに転じた性年代は一つも現れなかった。