2016年12月14日11:58
セールスフォース・ドットコムと、カルチュア・コンビニエンス・クラブの子会社でデータベース・マーケティング事業を手掛けるCCCマーケティングは、2016年12月14日、ワン・トゥ・ワン(One to One)マーケティングを実現することを見据えた業務提携について合意した。
両社合意の背景として、セールスフォース・ドットコムの日本におけるデジタルマーケティングの実績と、CCCマーケティングが有するライフスタイル・データ、および小売・流通やメーカーなどに向けたデータベース・マーケティングの実績とを連携することが、企業のマーケティング活動の支援につながると考えたという。
セールスフォース・ドットコムでは、顧客一人ひとりに応じたカスタマージャーニーを作成することができるマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」を提供している。一方、CCCマーケティングは、日本の2人に1人にあたる6,000万人超が利用し、157社56万店舗超とアライアンスパートナーを有する共通ポイントサービス「Tポイント」を核としたデータベース・マーケティングを提案している。
セールスフォース・ドットコムとCCCマーケティングは、今後、Marketing Cloud上で管理される企業データとCCCマーケティングの有するライフスタイル・データを連携した新たなマーケティングサービスを、来春の提供開始を目指して、協議している。両社は、新たなマーケティングサービスによって、企業のCRMの精度をさらに向上させ、企業マーケターが顧客の志向や消費傾向などを理解した上で、自社が提供するメールやアプリ、LINEなどのオウンドメディア、広告、CCCマーケティングのPOSクーポンやDM、メールといったメディアなど、多様なチャネルを活用して、最適なタイミングで、最適なコンテンツを提供する、効果的なOne to Oneマーケティングの実現を支援することを目指す。