2015年12月26日11:40
10年という時間は貨幣経済史において「点」のようなものである。しかし英国における2005年から2014年の10年は黄金の輝きをもつ点となった。
英国カード協会によると、2005年のカード取扱高は2,700億ポンド(約50兆円)だったが、2014年には5,660億ポンド(約104兆円)になった。2倍強の伸びだ。
牽引役はデビットカード。取扱件数に占める割合は2005年の58%から、2014年には71%に増えている。
オンライン取引も牽引役のひとつ。2014年の取扱件数は13億件、取扱高は1,190億ポンドになった。総取引高の8%に相当する。オンライン取引で最も多かったのはエンタテイメントで4分の1を占める。