2016年1月27日19:43
出光クレジットは、カンボジア王国バッタンバン市に現地法人『出光セゾンマイクロファイナンス(カンボジア)有限会社』 を設立し、農業分野を中心とした融資事業・個品割賦(分割払い)事業を開始すると発表した。
カンボジア政府は、基幹産業である農業の近代化と農家の生活向上を最優先の取り組み課題とし、2010年に発表した「ライス・ポリシー」において、5年間でコメの生産量を2倍、輸出量を10倍に拡大する政策を掲げ、実行している。同政策により、同国内の企業やNGO(非政府組織)が、農業生産者との栽培契約や農業指導を実施・拡大しており、農業分野の成長が加速しているという。
こうした状況から、出光クレジットは、農業生産者の資金調達ニーズに応え、カンボジア国民の生活向上ならびに同国の経済発展に貢献するため、現地法人出光セゾンマイクロファイナンス(カンボジア)有限会社を設立し、カンボジア国立銀行よりマイクロファイナンス事業分野のライセンスを1月20日に取得した。
今後は、出光クレジットの出資会社である出光興産とクレディセゾンとの連携も行いながら、農業分野を中心とした同国のさまざまな資金ニーズに対応した融資事業・個品割賦事業を展開していくそうだ。