2016年2月10日20:03
NTTドコモ・ベンチャーズは、同社の運用するファンドを通じて、クレジットカード決済のチャージバックリスクを保証するイスラエルのスタートアップ企業であるRiskified Ltd.に対して、2016年2月10日に出資することを決定したと発表した。今後もチャージバック保証の事業機会が拡大していくものと期待できるため、出資に至ったという。同社にとってイスラエルのスタートアップへの出資としては初めての案件となる。
Riskified Ltd.はオンライン決済におけるクレジットカードの不正使用を分析し、正常使用と判断した取引を保証し、その保証した取引が不正使用による取引であった場合、その被害額全額を弁済するチャージバック保証サービスを提供している。
オンライン決済におけるクレジットカードの不正使用による被害額は欧米を中心に拡大している中、同社独自の購買行動分析や機械学習等に基づいた不正分析技術により、従来よりも高精度な与信管理を実現し、EC事業者に対して、不正使用による売上損失リスクの回避だけでなく、売上機会の拡大や効率的で安心できる事業運営を提供しているという。現在、欧米のEC事業者を中心にサービスを提供し、保証する取引額は年間US$30億ドルを見込み、前年比400%の事業成長をしている。