2016年3月9日12:32
大日本印刷(DNP)は、企業のスマートフォン向け販促アプリサービスに必要な各種機能を提供する「DNP集客アプリ作成サービス PASSMART(パスマート)」に、アプリで残高管理ができるプリペイドカード機能を追加した。
VALUE TACTiXは、プリペイドカードの残高管理を行うASP型サービスです。店頭のPOSもしくは専用端末でプリペイドカードの決済(残高の減算)や入金(残高の加算)が行えるほか、パソコンやスマートフォンなどから会員向けWebサイトにアクセスして残高を確認することができる。
今回、PASSMARTとVALUE TACTiXを連動させることで、企業の店舗への集客用アプリ上でプリペイドカードと同様の機能が利用できるようになる。例えば、カードを持ち運ばなくても、アプリでいつでもプリペイド決済や残高が確認できる。また、プリペイドの利用状況を集約して顧客動向を把握し、集客アプリのプッシュ配信機能で、アプリ利用者のスマートフォンに最適な販促情報やクーポンを提供するなど、顧客の囲い込み施策を強化することができるという。
価格は、PASSMARTスタンダードプランとプリペイドカード機能を利用した場合で、初期費用300万円から、月額利用料45万円からと決済金額に応じた手数料となる。
今後DNPは、スーパーマーケットやドラッグストアなどの流通小売やサービス業、直営店を持つメーカーなど、生活者と接する拠点を持つ企業を中心にPASSMART関連のサービスを提供し、2016年度で5億円の売上を目指す。