2016年7月14日8:47
代官山 蔦屋書店内に”クルマを置かないショールーム”をオープン
メルセデス・ベンツ日本(MBJ)と、カルチュア・コンビニエンス・クラブの子会社であるCCCマーケティング(CCCMK)は、販促プロモーションとマーケティングで協業を開始した。まずは、7月13日~9月13日まで、代官山 蔦屋書店(東京・代官山)内に“ククルマを置かないショールーム”「Mercedes-Benz Lifestyle Lounge」をオープンした。メルセデス・ベンツ日本では、Tポイントの付与に加え、オリジナルカードの発行も行う。
良質なカスタマー エクスペリエンスと、新しいライフスタイル提案の実現を目指す
「Mercedes-Benz Lifestyle Lounge」は、VR(仮想現実)、コンフィギュレーターやデジタルサイネージを活用した製品体験、メルセデスに関する書籍やオリジナルグッズなどの展示を行う。メルセデス・ベンツ日本代表取締役社長 上野金太郎氏は、「クルマとともに暮らす上質なライフスタイルの提案の場を提供していきたい」と意気込みを見せた。
ラウンジ内には、メルセデスの商品に関する知識をもったプロダクト・エキスパートが配置され、顧客の製品に関する質問に回答。また、無料の試乗プログラム”トライアルクルーズ”を展開し、メルセデス・ベンツおよびスマートの試乗を楽しむことが可能だ。
7月13日から15日まで、Tサイト ガーデンギャラリーにおいて、過去/現在/近未来/未来の4つの時代に分けて、メルセデス・ベンツの130年の歴史と、これからのライフスタイルを予感させる展示をしている。
メルセデス・ベンツ コネクションでの飲食利用や新車購入でTポイント付与
メルセデス・ベンツ日本とCCCは、2016年1月にTポイントサービス導入において契約締結。メルセデス・ベンツは、新世代コンパクトモデル群(A/B/CLA/GLA)の商品強化。28車種132モデルを取りそろえている。ただ、正規販売店では展示できる車種に限りがあったため、仮想現実によるショールームは魅力的だったという。
また、2011年に開設したブランド情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」は、カフェやレストランなどを運営しており、東京と大阪の合計で累計480万人が来場するなど、若い世代など、同社で取り込めなかった新たな顧客層の開拓に取り組んでいる。「メルセデス・ベンツ コネクション」により、カフェやレストランの利用者を将来の自動車購入に結び付ける狙いがあった。
これまで、「メルセデス・ベンツ コネクション」では、会員システム「メルセデス. コネクテッド」を展開。バッグや携帯電話、キーホルダーなどにつけることが可能なミニカードを採用し、4万人がいる会員組織となっていた。同カードはTポイントに切り替えを実施。メルセデス.コネクテッド会員向けポイントサービスについても、2017年6月30日で終了する予定だ。
2016年4月1日からは、メルセデス・ベンツ コネクション(東京 / 大阪) がTポイントの提携社となっており、カフェなどで200円につきTポイントを1ポイント付与している。また、メルセデス・ベンツ正規販売店でTカードを提示して新車を購入すると1,000ポイントを貯めることが可能だ。
オリジナルTカードを全国の正規販売店、メルセデス・ベンツコネクションで発行
さらに、2016年7月15日からは、自動車ブランドとしては初めて、オリジナルデザインのTカードを全国のメルセデス・ベンツ正規販売店、メルセデス・ベンツコネクションで発行する。メルセデス・ベンツ正規販売店、メルセデス・ベンツコネクションそれぞれのデザインカードを発行する予定だ。
T会員数は2016年8月に6,000万人を達成?
2016年度の年間買い物額は7兆円規模に
なお、Tポイント・ジャパンのTポイントは、2015年6月末で5.925万人の会員を有しており、前年比109%増となっている。同数値はアクティブ・ユニークユーザーとなるが、CCCマーケティング 会長 村口伸一氏によると、8月末には6,000万人に届く勢いであるそうだ。また、月に1度使うユーザーは、4,239万人(2016年5月末)と、T会員の7割以上を占める。さらに、2015年度実績で、年間利用件数は40億件、年間買い物額は6兆402億円となっており、2016年度は7兆円規模となる見込みだ。利用者は、151社、53万5,208店の提携社で利用できるが、提携店舗は前年比122%増となっている。
自分のライフスタイルを持っている場所が代官山の代官山 蔦屋書店であり、本屋で車を売る価値は高いとしている。