2016年8月3日9:00
ペイパルは2015年の再上場後13%も株価を上げている。第2四半期の業績発表で2%も株価が上がったのだ。
それは第2四半期の収益が26.5億ドルで、アナリストの予測をわずかに上回ったからではない。Visaとの提携を発表したからである。
ペイパル口座から銀行口座へ資金を移動する際、Visaデビットを活用することで、簡単に送金できるようにする。
とともに、Visaの非接触決済を受付けるマーチャントで、ペイパルのモバイル決済が使えるようになるのだ。
ペイパルがVisaへすり寄ったのか、Visaがペイパルへすり寄ったのか。競合が協業するという図式は、どこかに戦うべきもうひとつの勢力があることを意味している。