2016年8月21日9:00
FRBニューヨークによると、2016年第2四半期のクレジット負債総額は7,290億ドル(73兆円)で、第1四半期より170億ドル増えた。これはオートローンとクレジットカードの残高の伸びによるところが大きい。
これまでクレジット負債総額が最も多かったのは2008年第4四半期。その時の負債総額は8,660億ドルだった。クレジットカードの延滞率は2008年をピークに改善しつづけている。
クレジットカードを1枚以上保有している人の利用率を経年でみると、最も高かったのは2008年の第2四半期で68%だった。それがリーマンショック時には59%まで急降下した。それ以降、カード発行銀行はクレジットカード口座を積極的に閉鎖している。
カード利用率がふたたび増えはじめたのは2013年から。現在の利用率は61%である。グラフでみると、クレジットスコアの高い人(信用度の高い人)のほうが、利用率が高い。
現在借り手の約半数がサブプライム(クレジットスコアが620以下)。2007年は60%を超えていた。