2016年11月20日9:00
ポーランドでキャッシュレスが進んでいる。2000年から2007年まで、GDPに占める現金取引シェアは48.7%から59.7%に増えた。それ以降現金シェアは減りつづけ2015年には41%になった。
しかし、依然として現金が王者であることにかわりない。2015の現金利用額は1,945億ドル。クレジットとデビットカード利用額は455.3億ドルで、現金の23.4%だ。
2020年までにはGDPの32%まで現金利用が減少するとPYMNTSが予測した。ポーランド政府は現金利用の削減を戦略として打ち出しているわけではないが、2017年1月から現金取引の最高額を3,795ユーロにした。それ以上は銀行口座を介しての取引でなければならない。これがキャッシュレス促進に役立つとみたようだ。
Eコマースの決済手段の王者は現金による代引きで45%を占めている。ついで銀行振込が35%、クレジットやデビットカードでの決済は10%、一般のカードが7%、その他が3%となっている。