2016年11月25日9:00
スクエアの2016年第3四半期も好調だった。取扱高は132億ドル(1.4兆円弱)で前年同期比39%増となった。第2四半期の取扱高は125億ドルだった。
収益は4.39億ドルで、前年同期の3.32億ドルより45%アップしているが、第2四半期と同じだった。ということは、第2四半期より収益性は下がっている。マーチャント手数料の下げ圧力がきついのだろうか。
第3四半期のマーチャント向けビジネスローンSquare Capitalは3.5万件強。融資額は2.08億ドルで、前年同期比70%も増えた。
最終損益は3,200万ドルの赤字で、第2四半期の2,700万ドルより500万ドル赤字が増えた。EBITDA(営業利益+ノンキャッシュ費用)は1,200万ドルの黒字で、マージンは約7%である。
融資はスクエアの利益の源泉となる重要なセグメント。資金調達が今後課題になってくる。レンディングクラブの不祥事に端を発し、融資の資金調達がむずかしくなっているからだ。
ハードウェア収益は800万ドル。非接触とICカードを受付ける端末が依然として強い。
スクエアは買収したフードデリバリーのキャビア(Caviar)の売却を検討している。売却先として噂されているのがウーバーやグラブハブ。相乗効果が出ないと考えたようだ。