2010年9月14日11:05
アイオイ・システムとフライトシステムコンサルティングは9月14日、電子ペーパーを使用した表示機にFeliCa 技術を組み合わせた非接触ID タグ「スマートタグ」を活用し、物流現場での環境負荷低減と効率性を向上させるスマートフォン活用ソリューションを共同で展開すると発表した。
両社では物流現場で通い箱に使用している紙ラベルに代わりFeliCa技術を用いたスマートタグを使用することで、物流を効率化させる。紙の印刷物と同じく無電力で内容を表示でき、文字表記だけでなくバーコード、QR コードの表示も可能だ。またFeliCa 技術を利用して、電子ペーパーの表示内容を非接触近接通信により一瞬で書きかえることが可能であるという。
現在、物流現場では大量の紙ラベルが使用されており、中規模の物流センター内で使用されるラベルは1日約2万枚とも言われている。ラベル剥離機や洗剤なども入れ物流センターでの紙ラベルのコストと比べると、スマートタグでは約2年程度でコストを回収でき、紙ごみをなくした環境負荷低減と、効率的な物流も実現できると両社では期待している。