2010年9月24日6:10
アジア最大級のロジスティック関連の展示会である「国際物流総合展2010」が、9月14日~17日まで東京ビックサイトで開催された。会場にはICタグを使用したソリューションも多数展示された。
アイオイ・システムはFeliCaを搭載した見えるICタグ、「スマートタグ」を展示した。
同社では紙ラベルの消費や廃棄による環境負荷を軽減し、消費電力の低減のために電子ペーパーを使用したICタグを開発した。FeliCaを利用しているため、リードライト時以外は電力を消費せず、表示状態を保持するという。書き換え回数は約1万回可能だ。
液晶部にはバーコード、QRコードなどを印字。バーコードはほぼすべてのハンディターミナルで読むことができるため、既存の物流環境ですぐに導入することができる。システム投資のコストは2年間で回収できるという。
同社では、物流現場で利用される通い箱にスマートタグを設置することで、生産管理システム、物流システム、デジタルピッキングシステム、POS システムなどの必要な情報だけをスマートフォンで読み取り、インターネット上のクラウドデータベースで共有するソリューションをPRしていた。