2017年1月9日9:00
インドで利用が急速に拡大しているモバイル決済。なかでもPaytmの躍進は凄まじい。
インド政府の高額紙幣廃止で、一気にキャッシュレス決済のリーダーに躍り出た。1日のトランザクション件数は700万件を超え、取扱高は20億円を超えるまでになっている。
しかしPaytmは頭の痛い問題を抱えている。それはペイパルからのクレームだ。11月、ペイパルは商標権侵害としてPaytmに通告した。
2つのロゴを比較すると、ブランド名とブランドカラーが酷似している。Paytmのアクセプタンスマークがインド中に広がると、ペイパルのブランドが霞んでしまう。
ペイパルがクレームを入れるほど、Paytmがインドで大きな勢力になっているということ。2017年は中国勢とともにインドのモバイル決済にも注目だ。