2017年1月31日9:00
ケニアのモバイルバンキングといえばM-Pesa。このサービスが貧困層を救ったという調査結果が出た。調査したのはMITとジョージタウン大学の教授たち。
2008年から2014年にかけて、モバイルバンキングが184,000件以上の貧困世帯に極めてポジティブな影響を与えたと報告した。
モバイルバンキングは地上回線や既存の銀行を介さず、送金決済サービスを利用できる。ケニアには11万件のエージェントが存在し、そこで現金送金や現金受取が可能。
モバイルバンキングがなければ、遠方へ現金を届けに行く必要があった。特に女性の貧困層には効果があった。185,000人の女性が、農業からビジネスまたは小売へ職業を替えたのだ。とともに、交通費などで節約した金額は膨大だ。