2017年3月29日9:00
米国でP2P送金といえばVenmoだが、メガバンクも負けてはいない。チェイスは2016第4四半期の投資家説明会でモバイルP2P送金の実績を発表した。
チェイスのP2P送金はQuickPay(クイックペイ)というサービス。相手のモバイル番号やE-mailへ簡単に送金できる。全米の銀行ネットワーク(CXC)と接続しているため、他行の口座保有者へもスピーディに送金できるのが強み。
2016年第4四半期のアクティブユーザー数は400万人。1年間のトランザクション件数は9,400万件、取扱高は280億ドル(約3兆円)で年間成長率は38%だった。
Venmoの2016年取扱高は176億ドルだから、チェイスはVenmoの1.6倍になる。Venmoの手数料は無料。銀行としては送金手数料を取りたいところだが、対抗上無料にしている。