2017年12月27日15:14
大日本印刷(DNP)は、横浜銀行と生体情報を活用した本人認証サービスの開発に向けて、基本合意したと発表した。
両社は、本人認証サービスの開発を進めるにあたり、DNPが開発した本人認証アプリを活用し、2018年春から、横浜銀行およびDNPの関係者により、顔認証機能の実証実験を実施する。同実証実験では、事前に運転免許証などの公的身分証を撮影し登録した顔写真データと、スマートフォンのインカメラで撮影した顔写真を照合することにより、不正利用でないことを確認し、決済口座の登録を行うという。
利用者は、同機能を利用することにより、不正利用を防止可能となり、郵送等による本人確認書類のやり取りや複数のパスワードを管理する手間が省けるとしている。
実証実験の結果を踏まえて、横浜銀行では、同顔認証機能を、スマホ決済サービス「はまPay」等の本人認証機能として商用利用を検討するそうだ。「はまPay」は、横浜銀行と契約した店舗で買物代金などを支払い時に、個人の利用者が専用のスマートフォンアプリを操作することで、事前に登録した横浜銀行の口座から決済資金を即時に引き落とすサービスとなる。
またDNPでは、スマートフォンを利用した各種の金融サービス(預金口座振替契約や送金アプリの利用契約など)の本人認証アプリとしての商用化を検討していく。