2018年3月5日18:15
オリエントコーポレーション(オリコ)と 藤田観光は、藤田観光グループが運営する施設に訪日中国人向け電子決済サービス「Alipay(支付宝:アリペイ)」の導入を2018年3月初旬より順次開始すると発表した。
藤田観光は、1948年に「箱根小涌園」を開業し、以来、宿泊、リゾート、婚礼、レジャーなどの観光を中心とした事業を展開している。「箱根小涌園ユネッサン」と「下田海中水族館」に先行導入し、今後順次その他施設への展開を予定する。
なお、今回のAlipay導入に際し、タブレット端末を利用するとともに、インバウンドの受入体制強化を目的に、タブレット端末を介した通訳サービス「Smile call」の取り扱いも開始する。これにより、言語対応・決済の利便性向上を図ることで、増加する個人旅行客(FIT)の取り込み強化につながるとしている。
オリコは、訪日外国人の買物額の44.1%を占める中国人のインバウンド需要を取り込むことを目的に、Alipayの日本での提供を2016年8月から開始しており、今後もマーケティングツール「KOUBEI(コウベイ)」の活用の促進などにより、提携各社の売上拡大に向けた支援を強化していく方針だ。