2018年4月22日9:00
アマゾンとともに爆速でトップラインを拡大するペイパル。4月に入ってからもその勢いは止まらない。
4月9日、Samsung Payでペイパルが使えるようになった。2017年にサムスンはペイパルで決済できるようにすると発表していたのだが、ようやく実現した。Samsung Payの拡大にペイパルが必要とみたからであろう。
同日、ペイパルはサファリコムと提携。ケニアのM-PesaとPayPal口座を連携して使えるようにした。M-Pesaはこの提携により、国際的な送金決済ができるようになる。ペイパルはアフリカに強いパートナーを得て、アフリカでの基盤を構築できる。
さらにペイパルはPayPal口座と連動したデビットカードを発行する。口座残高は預金保険機構の保険が適用される。このサービスは既存の銀行業務を受けられないアンバンクトと呼ばれる人たちが対象。2018年上期にテストを実施する。ペイパルは銀行業に参入する計画はないようだ。
トップライン拡大のため、社会の金融サービス変革のため、爆速で事業を展開するペイパル。恐るべし。