2018年6月8日9:00
百貨店や大手スーパーが発行しているストアクレジットカード(国際ブランドがつかないクレジットカード)の延滞率が急上昇している。
米国個人信用情報センターのエキファックスによると、2018年4月の延滞率は3月から57ベーシスポイント増え、4.65%になった。2011年以来、最も高いレベルにある。
ストアクレカによるリボルビング残高は前年同月から0.8%増えて、817億ドル(9兆円弱)になっている。
なぜ延滞が増えているのか。主な理由は店舗閉鎖だ。本来その店で使えるはずだったカードが使えない。ならば、返済する義務もない。そう考える利用者が多いからだという。
これは消費者の思い違い。延滞は個人信用情報センターに記録され、消費者のクレジットスコアを傷つける。
アマゾンエフェクトは、ストアクレカにも影響をおよぼしている。