2018年8月27日20:19
主婦向け在宅ワークのクラウドソーシングサービス「シュフティ」を運営するうるるは、ユーシーカード(UCカード)と提携し、「シュフティ」を活用する業務受託者(在宅ワーカー)と業務発注者間の報酬支払いに関して、国際ブランドプリペイドカードを活用した決済ソリューションプログラムの提供を予定しており、このほど開発に関する基本合意書を締結した。
同プログラムは、凸版印刷の協力のもと開発予定であり、報酬支払い用国際ブランドプリペイドカードの発行開始は2019年5月頃を目指している。
うるるでは、政府主導での働き方改革の推進や在宅ワーカー等の働き方に関する法改正の動きが進展しているなか、「手数料の高さ」や「報酬の不払い、過少払い懸念」など、在宅ワーカー等からの直接的な声を反映した課題の解決に向けた取組が必要と考え、開発検討を開始したという。
新サービスでは、クラウドソーシングサービス「シュフティ」を介し、業務発注者から在宅ワーカー等への報酬支払いをプリペイドカードへのチャージによって行う。在宅ワーカー等にとって、現在の銀行口座を介しての報酬受け取りと比べ、手続きに関する手数料(コスト)が軽減されることに加え、迅速な報酬の受け取りが実現されることを目指している。また、在宅ワーカー等は、プリペイドカードにチャージされた報酬金額を国内外のMastercard 加盟店でのショッピングに直接利用することが可能となる。
なお、プリペイドカードの発行に当たっては、Mastercardの協力のもと、UCカードがプリペイドカードの発行に関するノウハウを、プリペイドカード発行元となるうるるへ提供する。また、プリペイドカードの決済処理のプロセッシングシステムの提供およびカードの製造を行う凸版印刷と、同社と「報酬支払い管理に関する特許」を共同出願しているアビームコンサルティングのビジネス構築に関する協力により、同プログラムの実現を図る。