2018年9月3日9:00
米国デビットカード発行者手数料(インターチェンジ)が、2017年は減少した。2010年Durbin Amendmentによって約3分の1にカットされたデビットカード発行者手数料が自然減となった。
発表したのはFED。資産100億ドル以上の大手カード発行者の2017年インターチェンジは平均22セントで、2013年から続いていた平均23セントから1セント減少した。
これはサインデビットと呼ばれるデュアルメッセージのデビットカード発行者手数料である。シングルメッセージの手数料は24セントだった。2012年から変わっていない。
なぜ減少したのか。大手小売の手数料の下げ圧力が強まっているからである。大手小売はシングルメッセージになびいていた。それを引き戻したのがVisaやMastercardだった。競争原理から減少したと考えられる。