2018年9月5日15:47
日立ソリューションズは、商業施設運営事業者、決済代行事業者、スマート決済向けPOS端末事業者などを対象に、複数のスマートフォン決済を利用できるソリューション「PointInfinity(ポイントインフィニティ) マルチ決済ゲートウェイ」を2018年10月1日から販売開始すると発表した。
これに伴い、日立ソリューションズは、騰雲科技服務股份有限公司(本社:台湾新北市、TURN CLOUD TECHNOLOGY SERVICES INC.:TC社)と、アジアで25施設、8,000店舗で実績のあるキャッシュレス決済システム「O-Link(オーリンク)」の販売代理店契約を締結した。
同ソリューションは、「O-Link」と日立ソリューションズのポイント管理ソリューション「PointInfinity」を連携し、ポイント管理とマルチ決済を実現するもの。10月1日時点では、中国のAlipay(アリペイ)やWeChatPay(ウィチャットペイ)に対応しており、次のステップでは、NTTドコモの決済サービスの「d払い」にも対応する予定だという。また、企業等の要望に応じて、決済機能だけを導入することも可能だ。国内のマルチポイントに対応したサービスにも適用することができる。
大規模小売店や商業施設、コンビニエンスストアなどを運営する企業は、同ソリューションを利用することで、個々のキャッシュレス決済ごとにインタフェースを構築する必要がなくなり、自社のポイント管理とともに、消費者の多様なキャッシュレス決済にも対応できるようになり、開発コストを低減できるという。また、将来的にはさまざまなポイントサービスにも対応可能だ。
さらに、日立ソリューションズでは、PointInfinityに蓄積されたデータをAI(人工知能)で分析し、店舗の売上や会員の購買行動予測、離反防止、ランクアップなどに繋げるサービスを拡充することを検討するそうだ。