2019年2月19日9:00
グーグルにとってインドは格好の実験場である。人口は中国に次いで世界第2位。リアルタイムのモバイル決済ネットワークUPI(Unified Payments Interface)を構築し、一般企業も使えるよう開放している。
グーグルはこれにGoogle Payを接続して各種実証実験をおこなっている。2017年、当時はTez(テーズ)としてスタート。個人間送金やマーチャント決済などのテストを実施し、2018年からはGoogle Payに名称変更して、利用者を拡大している。
グーグルはこの実績と経験を踏まえ、米国でもFED主導でリアルタイム決済ネットワークの構築をすべきだとコメントしている。
現在米国のリアルタイム決済ネットワークZelleは、銀行主導の組織で、銀行のみが接続できる。これでは革新が起きない。FED主導でリアルタイム決済ネットワークを構築すれば、銀行以外も参加できるようになる。そうグーグルは期待している。