2019年3月1日9:00
米国で異常事態がおきている。失業率は減り、景気はいいにも関わらず、オートローンの延滞者が急増しているのだ。
ニューヨークFEDの調査によると、2018年末の90日以上延滞者は700万人を記録した。失業率が10%を超えた2010年末と比較すると、100万人以上増えている。過去最悪の状態だ。
2010年末当時はオートローン利用者の5.3%が90日以上の延滞者だった。現在は4.5%とその時より低いが、オートローン利用者数が増えているため希薄化している。
車社会の米国で、オートローンの返済は何よりも優先する人が多い。700万人が返済しきれないというのは危機的状況だ。