2010年10月27日20:36
三井住友カードは10月27日、東芝テックと共同で、中国人観光客向け決済サービス「銀聯」のPOS端末での決済に対応した新たなシステムを開発し、2011年2月から順次加盟店への導入を開始すると発表した。
今回の「銀聯」決済システム導入により、POS端末での一括操作が可能となる。銀聯対応ソフト・PINパッド(暗証番号入力用テンキー)の導入、およびNTTデータが運営する「CAFIS」に接続することで、従来のクレジットカードと同様に操作が簡素化できるという。
そのため、加盟店にとっては、従来の決済端末が不要になることによるレジ周りのスペース確保、売掛金管理の簡素化を図ることができるほか、団体で来店する中国人観光客に対してスムーズな決済を提供できるメリットがある。
なお、同システムは2011年2月から京都駅前地下街の「Porta(ポルタ)」で、2011年4月から福岡の「キャナルシティオーパ」へ導入することが決定し、5月以降は「心斎橋オーパ」など関西エリアの「オーパ」へ導入が予定されている。