2020年1月22日7:00
TISは、スマートフォンやウェアラブル端末など各種デバイス決済で利用可能なトークナイゼーション技術(決済情報・カード情報を暗号化し、セキュアに格納する技術)を持つ米国Fintech企業のSequent Software Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)の株式を取得し、連結子会社化すると発表した。
Sequentは、複数の国際ブランドからの認定を受けているトークナイゼーションベンダーの1つとなる。現在は主に各国金融機関向けにサービスを提供しており、欧米・ASEANを中心にビジネスを展開している。
TISでは、さまざまな決済手段とアプリ内決済などのインターフェイスを1つのアプリに統合する「デジタルウォレットサービス」にSequentのトークナイゼーション技術を活用している。
2020年春より開始予定の次世代ネットワーク「5G」を活用したIoT決済の広がりなど、 今後の世界的な拡大が見込めるトークナイゼーション関連ビジネスの成長を早期に取り込むため、TISはこの領域で有力な技術を持つSequentを子会社化する。
TISでは、Sequentの有力なトークナイゼーション技術を早期にTISインテックグループ内に取り込み「IoT決済」などへの対応を進めることで、2025年には関連ビジネスで約50億円規模の売上を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト