2020年2月10日22:16
NIPPON Platform(ニッポンプラットフォーム)は、ハナ銀行と戦略的パートナーシップを構築し、ハナ金融グループが主導して展開するグローバル決済ネットワークプラットフォーム「GLN」(Global Loyalty Network:グローバル・ロイヤルティ・ネットワーク)を日本市場に拡充する業務協約を締結した。
GLNは、世界14カ国58社が参加する越境Global Payment Hubプラットフォーム。世界各国の金融機関やリテール企業、ポイント事業者などがそれぞれ運営しているデジタル・プラットフォームを1つのネットワークにつなげ、ポイントやマイルといったデジタル資産や電子通貨を互いに自由に交換・使用できるようにする統合プラットフォーム・ネットワークとなる。
連携銀行とのネットワークを通じての送金サービスを実現。国境を越えてモバイルで自由に送金、決済、ATM引出サービスが利用できる電子決済サービスを提供している。提携会社のアプリにGLNサービスが搭載されるため、顧客は普段利用するAppでグローバル・サービスのアイコンをクリックしGLNに接続。リアルタイムの国別為替レートが自動適応され、両替する必要なく、先払い・直払いの資金決済が可能だ。
GLNは、韓国最大リテール企業の新世界グループ(SSG PAY)や大手P2P送金企業のTossと提携し、韓国国内の経済活動人口をカバーしている。さらに台湾、タイの金融機関などとつながり8,500万以上のユーザーを抱えている。
訪日韓国人に加え、GLNのサービスは、世界を1つのプラットフォーム化し、国境の壁を取り除くため、世界規模での新たな顧客の獲得・収益の創出を生み出すとしている。また、「GLNクーポンモール」は、現地人が受け取るさまざまな割引や特典クーポンを、海外を訪れるGLN顧客も同様にモバイルから利用できるサービスとなる。ニッポンプラットフォームは、GLNのさまざまなサービスと、自社のサービスを組み合わせ、日本全国約10万店舗(申込累計)の加盟店にGLNのシステムを導入することで、インバウンド顧客の送客促進と決済の増加を狙い、日本での展開を拡大していきたいとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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