2010年11月29日17:21
マスターカード・ワールドワイド(MasterCard)は、アジア・太平洋地域の消費者の4人に1人が、今後半年以内に海外旅行をしたいと考えているという調査結果を発表した。アジア・太平洋の回答者に最も人気がある渡航先は、日本、続いて中国とオーストラリアだった。
同調査は、MasterCardがアジア・太平洋、中東、アフリカ地域で2010年9月13日から11月11日にかけて、主要24市場において消費者計1万502人を対象に実施した。調査データはインターネット、対面、電話およびコンピュータを用いた電話インタビューによって収集している。同調査は、必要に応じて現地の言語で行ったという。
調査では、消費者の間で地域内の渡航先の人気が高いことも明らかになり、アジア・太平洋地域で旅行を考えている回答者の88%が、近隣諸国に旅行したいと回答した。中東では、旅行を計画している回答者の56%が、同じ地域内の国に旅行したいと回答。一方で、アフリカ地域の回答者の多くは、ヨーロッパ地域(68%)と北米(49%)を渡航先に選んでいる。
なお、調査対象の24市場のうち、旅行意欲が最も高かったのは香港の回答者(58%)であり、続いてUAE(47%)、クウェート(46%)だった。
日本の回答者は、上位5位のうち4カ所をアジア/太平洋地域の渡航先が占めており、1位の米国および韓国(31%)に続き、順にオーストラリア(19%)、タイ(15%)、台湾(11%)が人気である。これらの渡航先は、ヨーロッパ地域の渡航先の中で最も人気だったフランス(9%)を上回った。男女別にみると、共に1位が米国、韓国(31%)だったのに対し、男性の3位はオーストラリア(24%)で、女性の3 位はタイ(18%)という結果になった。