2020年6月6日9:00
COVID-19パンデミックによる失業率の高まりや、経済指標の悪化を連日連夜耳にする人々は、消費よりも生活防衛のための貯蓄に走る。欧州でその傾向が顕著にあらわれている。
欧州委員会の専門家は、投資の崩壊と失業率の上昇が組み合わさり、1930年代の大恐慌以来最悪の景気後退になる恐れがあると警告している。
そういうことも影響してか、この3月、フランスでは消費者の月間貯蓄高が200億ユーロになった。通常月は38億ユーロだから、5.3倍という異常な積み上がり方だ。