2020年6月13日9:00
欧州では、決済手数料に対する圧力が強まっている。MastercardやVisaのビジネスモデルは、主として決済手数料に依存している。
これでは、先行きが不安。決済手数料に依存しないサービスを提供する必要がある。自社のリソースにだけ頼っていたのでは時間がかかる。
そこで考えたのがフィンテックの活用。Mastercardの資産である銀行や金融機関との絆をベースに、フィンテックと協業しながら新たなサービスを提供しようとしている。
これまでもMastercardはフィンテック育成プログラムのスタートパス(Start Path)を運営してきた。これを進展させ、フィンテックがもっと早くサービスをリリースし、拡大できるよう改良したのが「Fintech Express(フィンテックエクスプレス)」である。