2020年4月2日9:00
「経済活動の時計は止まっても、金融の時計は止まらない」というのは元米国財務長官ローレンス・サマーズ氏のことば。クレジットカードやローンの請求書は毎月の約定日に必ずやってくる。
コロナウィルスの影響で、店舗営業禁止や外出禁止など企業活動が滞る事態が世界中で発生している。
金融サービスの顧客のなかにはコロナ・ショックをまともに受け、止まらない金融の時計に焦りを感じている人も多いはず。
特に米国は深刻で、全世帯の39%は400ドルの支払いすら賄えない状況にある。米国のスモールビジネスは、現在の手元資金だけでは27日間しかもたないという。
こういう緊急時に、カード会社や銀行という金融サービス事業者は顧客にどう対応すればいいのだろう。