2020年6月19日15:45
東急ハンズは、NTTデータの協力を得て、アバターを介して遠隔地から商品を提案・訴求するデジタルストアの実証実験を、2020年6月15日まで実施した。
同社では、市場環境のデジタル化にいち早く対応し、全社包括的にデジタル施策の活用と推進を図るため、6月1日付でDX推進本部を新設した。同実証実験では、東急ハンズ渋谷スクランブルスクエア店のUV特集コーナーにアバター特設ブースを設営し、UV対策商品に詳しいスタッフが本社(新宿)から用途や肌状態などを聞き、利用者に合った商品を案内した。また、利用者からの質問に対し、その場に行かなくても従来の対面接客と同じように、分かりやすく応対できることを目指した。実験を通じて、「アバターの方が気軽に話しかけやすい」「説明と補足画像がセットになって分かりやすい」といった利用者からの好意的な声をもらったという。同結果は接客=対面というこれまでの常識を覆すものであり、接客するスタッフの働き方に新しい選択肢を加えたとしている。
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ペイメントナビ編集部
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