2020年7月14日16:21
エクサウィザーズは、 AIが詐欺や払い過ぎを検知する口座見守りサービスを福岡銀行と共同開発し、2020年7月13日から、福岡銀行口座所有者を対象に、一部の口座保有者に限定してテスト版提供を開始したと発表した。
口座見守りサービスは、銀行口座とアプリを接続することでATMや公共料金の支払いデータをAIが分析し、変化の兆候について親子で共有することができるサービスだ。同サービスは今回のテスト版提供の後、 2020年度中に福岡銀行口座所有者向けの本格的なサービス提供を開始する予定。さらに今後は他銀行との連携も進めることで、日本全国でのサービス展開を予定している。
サービスの特徴として、口座の支払い状況の異常や傾向変化の有無に関して親子で共有し、 状況を理解し合うことが可能だ(口座情報や取引明細の共有はない)。また、オレオレ詐欺、 リフォーム詐欺、仮装通貨詐欺、はがき・封書による架空請求、ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など年々詐欺の種類が増える中、口座の支払い状況の異常をAIがすぐ検知することで、詐欺や払い過ぎの早期発見につなげることができるという。
さらに、AIによる口座分析で、 認知症にかかる兆候発見にも役立てることができる。認知症は発症前から少しずつケアを行うことで症状の回復が期待されるため、傾向変化を捉えて兆候を見つけるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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