きらぼしライフデザイン証券が開業、グループの投信預かり残高倍増を目指す

2020年8月18日8:10

東京きらぼしフィナンシャルグループ子会社のきらぼしライフデザイン証券は、2020年8月17日、開業セレモニーと戦略発表会を開催した。

テープカットの様子

資産残高1,000万円以上で投資信託購入手数料無料

少子高齢化の進展や、年金に対する不安がある中、きらぼしライフデザイン証券 代表取締役社長 坂井陽介氏は「お客様の資産を守り、育て、資産寿命を延ばすことが重要である」とした。きらぼしライフデザイン証券では、100%利用者本位の運営を徹底しつつ、最善の利益を追求していきたいとした。

具体的なビジネスモデルとして、利用者と資産運用のゴールを共有した上で、長期分散投資を基本とした運用プランを提供するという。具体的には、投資信託とファンドラップの提案が中心となる。

また、金融仲介業務をきらぼし銀行全店舗に拡大し、きらぼし銀行の職員が窓口となり、きらぼしライフデザイン証券と連携することで、資産運用のニーズにワンストップで対応していく。

さらに、きらぼし銀行ときらぼしライフデザイン証券の営業員の評価体系は手数料収益評価を廃止した。資産運用を行う取引先の数を増やし、預かり資産残高の積み上げを図ることで、信託報酬で成り立つモデルを目指すという。

きらぼしライフデザイン証券における預かり資産残高1,000万円以上の利用者は、投資信託購入手数料を、購入金額や携帯にかかわらず、実質無料とした。

投信預かり残高を4,000億円に

商品ラインナップは、投資信託、ファンドラップに加え、株式、債券、ETF、REITとなる。資産運用に関しては、値動きの予測が難しい運用において、「時間分散」を提案する。投資信託では、分散系付けサービスを用意する。また、基準価額アラートサービスでは、保有投資信託銘柄が当初購入価額から5%以上値下がりした場合に、値下がり率を知らせるそうだ。

今後は、東京きらぼしフィナンシャルグループ全体で現在2,000億円ある投信預かり資産残高をファンドラップ含めて4,000億円まで高めていきたいとした。

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