2020年10月11日7:00
NTTデータは、Bank of Ayudhya PCL（アユタヤ銀行）と訪日タイ人向けにタイのQRコード決済であるMy Prompt QRを利用可能とするための業務提携契約を締結した。同提携を皮切りに、今後タイで広く利用されるQRコード決済が日本の多くの加盟店で利用できることを目指す。
アユタヤ銀行は、親会社であり世界的な金融機関である三菱UFJフィナンシャル・グループ（MUFG）の強みを生かし、タイ国内で利用されているQRコード決済「MY Prompt QR」を昨年日本に初めて導入した銀行となる。「My Prompt QR」はタイ中央銀行が推進しているタイ国内金融機関横断のモバイル決済サービスであり、今回の日本での本格展開はタイQR決済システムのグローバル展開において非常に重要なステップとなるそうだ。日本の加盟店はMy Prompt QRに対応することで、モバイルバンキングの利用率が世界一であるタイからの訪日観光客の囲い込みが可能となる。
今回の提携では、①タイのネットワーク事業者に接続し、タイ・イシュア銀行までの取引中継機能を提供、②加盟店が接続しやすいフロントサービスの提供、③加盟店で利用されたMy Prompt QRによる取引の入金、を担当する。今回の提携では、タイのイシュア銀行のモバイルバンキングアプリで表示されたQRコードによる取引の資金精算をとりまとめ、NTTデータへ入金する役割を担当する。
なお、NTTデータとアユタヤ銀行は、海外からの旅行者数の回復が見込まれることを見据え、「My Prompt QR」を日本においてサービス開始することを計画している。同サービスは日本中の店舗やショッピングセンターへ拡大する想定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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