2023年11月14日8:40
NTTデータは、「自社Pay」を実現するためのスマホ決済プラットフォーム「CAFIS Pitt」において、2023年11月13日より、NTTドコモのスマホ決済サービス「d払い」、およびネットプロテクションズの後払い決済サービス「atone(アトネ)」に対応すると発表した。
CAFIS Pittは、小売事業者等が提供する会員アプリに決済機能を搭載し、アプリ内で支払いまでできる「自社Pay」向けの決済プラットフォームとなる。2019年11月よりサービスを開始しており、これまでクレジットカード決済(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)や銀行口座決済(Bank Payに対応する297金融機関(2023年10月31日時点)の口座)、NTTデータが提供するPaySpremeHouseにて運営するハウスプリペイド決済に対応している。
「自社Pay」は、店舗レジでQRコードやバーコードを提示するだけで、ポイント付与、クーポン利用等と決済を一度に完了できる仕組みとして、「POCKET PARCO」内で展開する「ポケパル払い」、ヤオコーが顧客向けに提供するスマホアプリ「ヤオコーアプリ」内で展開する「ヤオコーPay」など、小売事業者を中心に採用が広がっているという。
今回「d払い」と「atone」への対応を行うことで、各事業者の「自社Pay」のさらなる利便性の向上につなげる。2023年度中には他のスマホ決済サービスにも対応する予定で、決済手段の拡充とともに導入時の開発負荷を軽減する機能の追加等も進めていく。
これにより、同サービスが対応する決済手段は、クレジットカード決済、銀行口座決済(Bank Pay)、プリペイド決済、スマホ決済(QR/バーコード)、後払い決済の5種類となります。
NTTデータは、2023年度中に、CAFIS Pittの決済手段としてスマホ決済サービスをさらに拡充していく。今後、対応する決済手段や機能の拡充により自社Payの魅力を高め、2027年までに100件の小売事業者へ導入することを目指す。
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ペイメントナビ編集部
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