2011年2月7日16:36
国際航業グループ傘下の国際航業は2月8日~2月11日、横浜みなとみらい「クイーンズスクエア横浜」にて、財団法人日本情報処理開発協会とともに、経済産業省が行う「G空間プロジェクト」の一環として無線LANによる屋内測位技術を利用したサービス実証実験を行うと発表した。実験の参加料は無料で所要時間は30分程度となる。
同サービスは、実証実験用に開発したAndroidスマートフォン向けのアプリケーションにより、無線LANを使って屋内測位を行い、文字や目印画像による直感的で分かりやすい道案内で施設内の回遊を支援する。また、施設内の現在地周辺や他フロアにある店舗のPR情報を同時に配信することで、訪れた人が施設を満喫するための情報を“その場で”取得できるサービスも提供する。
複合商業施設、地下街、商店街、イベント会場などの屋内施設では訪問者が迷いやすいため、施設内での移動の利便性向上が課題となる。同サービスでは、スマートフォンにより、迷いやすい屋内空間の移動を屋内の目印を利用した文字による表現でサポート。また、Twitterの“つぶやき”を介して施設内店舗のPR情報やクチコミを「場のにぎわい」として提供することで新たな発見や興味を喚起し、回遊の促進および来店機会の創出につながることを期待している。さらに、屋内測位と連動した行動履歴を蓄積し、これまで把握できなかった“購買しなかった”消費者の行動傾向を検証することが可能になるという。