2011年5月11日3:20
Facebookページの「いいね!」にポイント付与
ネットマイルを活用しファンとの交流を活性化
インターネット上の共通ポイントプログラムを運営するネットマイルとソーシャルメディアマーケティング支援事業を行うモディファイは業務提携し、Facebook上でのポイント付与システムを提供するサービスを開始した。
ポイントでFacebookページを活性化
ネットマイル250万人の会員に告知可能
Facebookページは、団体、会社、有名人、アーチストなどが、正式に、優れた情報をつながりになっている人々へ公開するためのものである。米国では2人に1人がFacebookを利用しているが、国内における成功事例は決して多くはない。
Facebookのページを開設した国内企業の多くが、「ファンの『いいね!』の数が増えない、ファンとの交流を活性化する材料がない、Facebookページの口コミを起こすフックがないことが課題となっていました」とネットマイル代表取締役CEO 畑野仁一氏は説明する。
ネットマイルとモディファイでは、Facebookページのファン開拓とページの活性化を行うべく、ソリューション導入企業を共同開拓し、ソーシャルメディアをユーザー、ビジネスの両面から盛り上げていくという。
モディファイは、企業のFacebookページの制作や運用支援サービスにおけるソリューションとして、ネットマイルの開発したFacebook上でのポイント付与システムを提供する。
具体的にはFacebookページの「いいね!」のボタンをクリックするとネットマイルのポイント付与が可能になる。導入企業は、ネットマイルを利用している250万人の会員に対して、自社のFacebookページの告知が行える。
ネットマイルでは、2011年夏までにはOAuthを使ったネットマイル専用口座を開設し、導入企業のFacebookページ内で手軽にポイントを付与できる環境を提供するという。
UNITED ARROWS green label relaxingでの採用が決定
店頭以外でのコミュニケーションツールとして活用
今回のシステム提供先の第一号として、モディファイがすでにFacebookページを制作し、運用支援を行っているセレクトショップ、「UNITED ARROWS green label relaxing/ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」のFacebookページにおいて、「いいね!」ボタンで共通ポイント「ネットマイル」を付与するキャンペーンを開始する。ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング本部 販売統括部部長 木村竜哉氏は、「ソーシャルメディアを利用することにより、店頭以外でリアルタイムなコミュニケーションを図ることが可能になりました。Facebookは実名制なのでお客様のリアルな声や反響を直接受け取ることができ、イベントの告知も可能です」と導入の経緯を説明する。同社では今回のポイント付与システムにより、Facebookページのさらなる活性化と顧客満足度の向上を狙う。
価格はモディファイによるFacebookページの構築が30万円から、ネットマイルのポイント付与システムが初期費用50万円、1ネットマイル付与するごとに1円のポイント原資が必要になる。モディファイ 代表取締役CEO 小川浩氏は、「2011年は300社のFacebookページの構築を目標としていますが、そのうち7割以上の企業にポイントシステムを導入していきたい」と意気込みを語った。