2011年6月9日13:45
NTTファシリティーズとエネットは、NTTファシリティーズが首都圏を中心に提供するマンション向け電力提供サービスの利用者の一部を対象として、新たな時間帯別の料金サービス、デマンドレスポンス(需要応答)サービスなど、利用者の省エネを支援するサービスを試行的に実施すると発表した。
同サービスは、昼間の需要負荷低減などを誘導する時間帯別の料金サービスや、供給形態に応じた需給の最適化に向けたデマンドレスポンスサービスを提供するとともに、見える化サービスの充実を図るなど、ICTとエネルギーを融合した環境負荷低減に貢献するスマートサービスとなっている。
実施対象は、NTTファシリティーズが提供するマンション向け電力提供サービスのマンション入居者の一部で、首都圏の9マンション、約3,000世帯である。
サービス内容としては、昼間の電力量料金単価を高く、朝・晩・夜間の電気量料金単価を安くすることにより、昼間の電力使用を抑制するといった一定の消費パターンを満足することで、従来の料金プランと比較して電気料金が安くなるよう季節や時間帯ごとに個別の料金単価が適用される料金サービスを提供する。電力の供給サイド(エネット)の状況に応じて、必要な時間帯に電力消費を抑制/分散した顧客に対しては、翌月以降の電気料金の支払いに利用可能なポイントを付与する。
両社では、同サービスの利用実績などの結果を踏まえ、利用者の利便性向上に向けたさらなる省エネ支援サービスの開発を目指す。