2011年7月4日11:35
日立製作所と日立情報通信エンジニアリングは、2011年7月4日、ICカードを用いた入退管理システム向けに、入退室のたびに登録される顔画像により認証を行う「なりすまし」検知技術を開発したと発表した。
同技術を用いた入退管理システムは、入退室するたびにユーザの顔画像を複数枚撮影してデータベース化し、顔認証の照合に利用する手法を新たに採用した。そのため、常に最新の顔画像が登録されていることに加え、異なる角度や照明条件下の顔画像を含む多数の登録画像を照合に利用することが可能となった。
また、顔認証には、ICカードを読み取る直前から連続的に撮影された複数枚の顔画像を検索画像(キー画像)に用いて、照合を行う。その際に1,000万枚の画像からわずか1秒で類似画像を見つけ出す類似画像高速検索技術を適用することにより、多数の登録画像に対する複数キー画像の検索を、リアルタイムで実行することを可能にしている。