コンクリート内の鉄筋に取付可能なUHF帯ICタグを開発(凸版印刷/住友大阪セメント)

2011年8月30日12:01

凸版印刷と住友大阪セメントは、コンクリート構造物内の鉄筋に取り付けて、コンクリートの種別や品種などに関する情報を持つことで、保守メンテナンスに活用可能なUHF帯ICタグ(EPCglobal C1G2規格準拠)を共同開発したと発表した。今後、量産試作品による各種検証、ユーザーによる評価、さらにucodeタグ認定作業を進め、2011年10月より住友大阪セメントがサンプル提供を開始する。また、2012年1月には凸版印刷と住友大阪セメントの両社で販売を開始する予定だ。

今回開発したUHF帯ICタグは、直径10mm、高さ250mmとなっている。建設現場での利用を考慮し、コンクリートの材質や鉄筋などの影響を受けにくい構造や材質を採用している。かぶり厚さと同程度、あるいはそれよりも深く設置するため、鉄筋コンクリートの耐久性に悪影響を及ぼすことはなく、またコンクリート製品の製造時にも不具合が生じないことをテストピース(供試体)により確認している。

リーダライタは、UHF帯ICタグ向けの中出力ハンディリーダを使用し、かぶり厚さ15cmの、コンクリートの鉄筋に同タグを設置した場合、コンクリート表面から通信距離が約20cm以上でも読み取りが可能だ。また、最大埋め込み深さは25cm程度まで可能で、厚いコンクリートや大型の構造物で活用できるという。

国内で認可された920MHz帯~950MHz帯のいずれの周波数帯においても読み取り性能が落ちないアンテナ設計となっており、品質信頼性の高いアンテナ材質とチップ実装方法を採用している。また、電波の指向性が緩いため、読み取り作業時には、コンクリート内に内蔵したICタグをピンポイントで探して読み取る必要がないという。

タグの取り付けに関しては、簡易に可能な専用取り付け器具を有し、さまざまな太さの鉄筋に対応可能だ。鉄筋の組立てに使用する結束線などで簡単に取り付け作業が行える。

さらに、コンクリートの種別や品質などに関わる情報を確認することができ、保守メンテナンスに活用できるという。

想定単価は、1万個製造の場合で1,500円程度。両社では、コンクリート製品会社、ゼネコンなどのコンクリートユーザへの拡販を目指す。

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